Last update 08/03/10
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当農園では、【摘蕾】という蕾(つぼみ)の時期から、つぼみを摘む作業をしています。

この作業をすると果実の数を制限でき、1つづつの果実に無駄なく栄養が行き届きます。

実が小さい内に実を摘み取る【摘果】の作業が一般的ですが、
この摘蕾作業を一手間行うことにより【摘果】作業だけよりも格段に
"良質""実が大きく""おいしい"さくらんぼが収穫できます。

また、【摘果】作業を軽減できるため作業面でも効果的です。

【摘蕾】と【摘果】をうまく組み合わせていくと更に効果”大”です。



さくらんぼの蕾(つぼみ)です。芽を残して花芽を摘みます、1月上旬から3月上旬頃の作業になります。

花芽を摘んだ後です。この作業を木の性質を見て園地全体に施します。

摘蕾後の枝を一本切って室内で観察すると、1つの蕾の中に3つの花が咲きます。分かりやすいように開花直前の写真です。

極寒の中、一つ一つ丁寧に作業をします。


正直、収穫作業よりも大変な作業です。

春になると芽が充実してきて無駄なく栄養が行き渡っているのが見て取れます。

開花です。摘蕾作業をしているため花の数は当然少ないです。満開でも花見にはさびしい感じがしますが、花は大きく勢いがあります。この時期に霜にあたると収穫量に影響します。

着果率が良いのは特徴の1つかもしれません。



真ん中に小さい実が見えます。

小指の爪くらいになるとひとまず安心です。

少しづつ大きくなっていきます。開花の時期に無駄な力を使っていないため、木に力があります。

丈夫な実が出来ました。100円玉ほどに大きさですが、まだまだ大きくなります。
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