種 類
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マメコバチ |
ミツバチ |
習 性 |
孤独性のハチだが、1ヶ所に集まる習性があり、ヨシ等の筒に巣を作る |
女王バチを中心に集団生活を営む |
活動限界 |
活動気温ミツバチより2〜3度低く、風にも強い。 |
活動気温16度以上。風速7m以上で活動が衰える |
活動範囲 |
約40m(園内を飛び効率が良い |
約2km(遠くまで飛んで行ってしまう |
放す時期 |
3月中旬巣を設置。6月下旬までは絶対動かさない |
おうとうの開花はじめ |
ハチ必要量 |
50aに1群。ハチの入っているヨシ約230本以上 |
30〜40aに1群 |
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ヨシは大量に使用します |
ヨシを鎌で切り落とします |
束ねて出来上がりです |
巣づくりは?
○出巣
オスが出巣して吸蜜したのちメスの脱出を待ちます。
メスが脱出すると直ちに交尾を始めます。
○巣の選択・掃除
交尾の終わったメスは3〜5日の栄養摂取期間を経て営巣活動に入ります。
まず、巣を選択し、巣の中を掃除して、最初の虫室壁(最奥の壁)をつくります。
○花粉の採集・産卵
続いて、花粉の採集に入ります。メスは腹下に花粉を集めて保持する特殊な毛をもっており、この毛に花粉を集めます。花粉と花蜜を混ぜた花団子(幼虫の餌)を作りそこにバナナ型の卵を一個生みます。
○仕切壁つくり
産卵後湿った土を運び込み虫室を仕切る土壁をつくります。一連の作業を繰り返し、最後に1・2個の空室を作って入口を閉鎖して巣が完成します。
通常1本のヨシに8個前後の虫室を作ります。
○巣材は?
ヨシが最適です。太さは内径5〜7mmのものを使用します。ヨシ筒は節を中心に片面15cmの長さに切断し両面使用(全長30cm)とするのが良い切り方です。
切断した筒は100本程を一束にまとめて使用します。切り口が揃うとハチが自分の家を区別しにくくなりますので、不揃いがベストです。
注意: ひび割れた筒・入口がつぶれた筒、古い筒、太すぎたり細すぎたる筒、節がなく筒抜けの筒は×です。
○設置は?
園地の中心に巣群小屋を設置し、巣の近くに粘質の土取り場を作っておきます。
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